雲が描いた月明り、第7話あらすじ
世子を危険な目に合わせたとサムノムは死罪にも値すると叱られた。
ヨンの温情も内官達に止められてしまうのだった。
サムノムはずぶ濡れの着衣を変えようと資泫堂へと向かった。
心配したユンソンが追いかけ上着を掛けてあげながら秘密は守ると約束し信頼出来る相手として自分を見て欲しいと頼むのであった。
サムノムが女だと知ったマ内官はどうやって身体検査をすり抜けたのか調べ初めていた。
風邪気味の身体で池に落ちたサムノムは熱を出して寝込んでしまった。
朦朧とする意識の中で母と離れ離れになった風燈祭の事を思い出しうなされるサムノムだった。
見舞いに来たヨンは「母さん」と手を差し出すサムノムに自分を重ね、サムノムは看病してくれているのはビョンヨンだと勘違いするのだった。
清国からの要求が度を越えても純祖王は言うとおりにしようとするが世子は止めた。
領議政と裏で繋がっているモク太監は純祖王の意見でなく領議政の言葉を清国へ持ち帰るつもりでいた。
先日の宴で独舞を披露した妓生の踊りが見たいと言い出したモク太監の為にマ内官は一人手柄を立てようと考えていた。
チャン様の恋の相手が女官のウォルヒだと気が付いたミョンウン王女は初恋を諦める事にした。
細く美しいウォルヒを羨ましいと見つめていた。
秋夕のお祝いで3日間休みがもらえるサムノムは最期の数時間をユンソンと過ごす約束をした。
ヨンはサムノムがうなされながら呼んだ母への気持ちが気になり風燈祭へ出かけた。
ユンソンは祖父の用事で約束の時間になっても出られず、サムノムは約束の橋の上で母親が現れるのを待っていたがそこに現れたのはヨンだった。
サムノムの表情から気持ちを察したヨンは願掛けにサムノムと風燈を楽しむ事にした。
切ない気持ちで風燈祭へとやって来たチャン様は雑踏の中にミョンウン王女の姿を見つけた。
文通相手の顔を知らないミョンウン王女はチャン様の後ろに立つ兄を見つけ逃げ出した。
王女に嫌われたと勘違いしたチャン様はミョンウン王女が忘れていった風燈に再会の願いを書き入れ空へと放つのだった。
ヨンの放った風燈には“サムノムが母と再会できますように”と願いが書かれてあった。
何故母親の事を知っているのかと尋ねるサムノムに、ヨンは自分の目に見えるのはある女人の姿だと言うのだった。
祖父との用事を済ませたユンソンは急いでサムノムの元へと向かった。しかしそこにはヨンに笑顔をみせるサムノムの姿があったのだった。ユンソンが祭りの最後は自分と過ごす約束だったと手を取ると行かせまいとするヨンが睨み合う事になるのだった。