雲が描いた月明り、第12話あらすじ
盗賊の落とした仮面がビョンヨンの物だとわかってもヨンはビョンヨンに何も聞く事はなかった。
ヨンは一人の友としてビョンヨンを信じていたのだ。
ハヨンはヨンに贈り物をしようと慣れない刺繍を施した書布を用意した。
手紙と共に手渡すがヨンは包も開けずに突き返したのだった。
想いを伝えるハヨンの姿を見たサムノムは美しいハヨンに引け目を感じ立ち去るのだった。
書庫に戻ったヨンはサムノムの視線に気が付いた。
からかうヨンにサムノムは女人を愛した事があるのかと真剣に訪ねた。
今美しい女人を愛しているというヨンの言葉に自分はからかわれているのだと悟ったのだ。
ヨンがハヨンに突き返した贈り物をヨンが贈ったものだと勘違いしたサムノムだった。
大道芸人をしているサムノムの養父はサムノムが居なくなった事を心配していた。
10年前に風燈祭で捨てられた娘を探していると訪ねて来たビョンヨンに養父は名前と宮中に居る事を伝えたのだった。
ヨンの行動が気になって仕方ないサムノムは少しの事にも一喜一憂していた。
そんなサムノムの様子を伺っていたヨンは先日腕輪商人から買った永遠の腕輪をはめてあげた。
サムノムに桃色自分に水色の御揃いの腕輪をはめたヨンは美しい女人が付ける飾りだと褒め、今目の前に愛する女人がいると伝えたのだった。
ヨンはサムノムが女人と知ったが黙っていた事が初めは許せず知らない振りをして様子を見ていた。そのうちサムノムをからかった時の反応が楽しくなってしまい言い出せなかったのだ。これからは世界で一番愛おしい女人として扱うと伝えるヨンだった。
サムノムがホン・ギョンネの娘であると知ったビョンヨンはすぐに知らせようと急いでやって来たがヨンがサムノムを女人として愛していた事に驚き立ち去ってしまった。
サムノムはヨンの側に居られないという気持ちと断ち切れない思いの間で苦しんでいた。
ヨンは科拳を中止したが夢を持って勉強してきた儒生達から不満の声が上がった。
しかし今の状況では不公平な結果しか生まれないと譲らず領議政とぶつかるのだった。
頭痛の種がふえサムノムに会いたいヨンはサムノムを探していた。
ヨンウン王女のかくれんぼの相手をする事になったサムノムが目を隠して数を数え終わるとそこにはヨンが立っていた。
何故自分を避けるのかと聞くヨンにサムノムはこれまで男と偽って生きて来た自分が世子様の側には居られないと涙ぐむのだった。
かくれんぼをしていたヨンウン王女は、領議政の姿を見て恐怖を感じ物置へと隠れるがそうとは知らない女官が扉の鍵を閉めてしまい行方不明になってしまった。
日が暮れても見つからない王女を探していたサムノムは廊下に落ちていた王女の筆を見つけ王女を救い出すのだった。