ビョンヨンがヨンに刀を向けた事で純祖王は兵に動かぬよう命ずるしかなくなった。ハン尚膳は世子の命を救いたければ道を開けろと言いラオンとギョンネは尋問場から脱出した。
脱出を見届けたビョンヨンはヨンが目指す世界と白雲会が目指す世界は同じだと告げ刀を下ろした。
そこへ兵が放った矢がビョンヨンを襲いヨンは兵を制止したが矢はビョンヨンを射抜いてしまった。地面に倒れたビョンヨンをヨンは抱き起こしこの世で信じられるのはお前だけだったと告げるが世子の元で間者として生きなければならなかったビョンヨンは力尽きるのだった。
看守姿のラオンが父を連れ王宮から出ようとすると門番が怪しみ止められた。
ハン尚膳が追いつき王命だと通行証を見せラオンとギョンネは門外へと出るがハン尚膳は追手を阻む為人柱となったのだった。
ユンソンはビョンヨンの亡骸を引き取る事にした。ユンソンが語りかけるとかすかにビョンヨンの指が動いた事を見逃さなかった。
一月が過ぎ…酒楼や妓房に通う姿が目撃されたヨンは会議や政務をおろそかにし大臣達からは廃位の話が持ち上がっていた。
ビョンヨンは一命を取り止めたが昏睡状態が続いていたのだった。ヨンはそんなビョンヨンに語りかける為に妓房に入り浸り会議にも力が入らない素振りをしながらキム一族の一掃を進めていたのだった。
茶山先生にビョンヨンの容体を確認したヨンは意識が回復するのを待つしかないと告げられた。ヨンはキム一族の動向は調べていると言い改革の準備の為敵を欺いているので高官の席に空きが出来たら務めて欲しいと頼むのだった。
王妃は女の赤ん坊の行方が気になっていた。ユンソンは王妃に対し純祖王に本当の事を告げるチャンスを与えると迫っているとその話を領議政は立ち聞きしてしまったのだった。
ラオンはビョンヨンの容体が気になり茶山先生を訪ねた。ラオンがビョンヨンとの思い出を振り返り話しかけていると、ビョンヨンは長い眠りから目覚めたのだった。
ヨンはチョン様の知らせを待っていた。
東宮殿襲撃の刺客を雇った男を捕らえたと報告との知らせが入りヨンはすぐさま会議の席へと向かった。
吏曹判書が純祖王に世子の廃位を上訴する中、数日ぶりに現れたヨンに純祖王は昨日もお忍びで出掛けていたのかと詰め寄った。
その通り妓房や賭場に行ったと答えるヨンに高官達せせら笑う声が響いた。
しかしヨンは民の心を知るには民の中に入らなければ分らないと言い、その中で得た面白い話を聞かせると言うのだった。