雲が描いた月明り　第17話あらすじ

ヨンに帳簿を届けようとしたビョンヨンはヨンとラオンが帰った事に気が付き身を隠した。雨に濡れた衣を拭い合う二人には幸せの時が流れておりラオンはこの時間がいつか奪われるのではと不安になった。

ビョンヨンは命じられた通り帳簿を置いて来たとハン尚膳に報告した。

ラオンにいつ真実を話すのかと問うとヨンが手出し出来ない時を待っていると答えるのだった。

ある日ヨンに吏曹判書キム・ウィギョの汚職を告発する上奏書が沢山届いた。

ウィギョは官職を斡旋する見返りに賄賂を貰っていたのだった。

ヨンはすぐにウィギョを免職しウィギョはヨンへの復讐に燃えるのだった。

白雲会に蔵を荒らされた時に盗まれた帳簿がヨンに渡りウィギョの決定的な証拠となった為領議政は白雲会とヨンの間の繋がりを調べさせた。しかし情報元はすでに殺されておりホン・ギョンネの娘の名前がラオンだということしかわからなかったのだった。

世子嬪の選考日を決める為東宮殿にやってきたユンソンは書庫にいるヨンを探しに来ていた。

すると優しくラオンに寄り添うヨンの姿がありヨンは「ラオン」と呼び掛けていたのだった。ユンソンはラオンの正体を知り驚くのだった。

先日ミョンウン王女に藥菓を渡しそびれたチョン様は今一度と三段重に入れて持参するが警備が厳しく置いて帰ろうとした所をミョンウン王女に見つかってしまった。

怪しむミョンウン王女にチョン様は正直にここでみかけた美しい人が忘れられず来たと告げるが、ミョンウン王女は目に毒だと突き返すのだった。

ビョンヨンの血の付いた着物をみつけたヨンは裏切りかと不安がよぎるが訓練でケガをしたというビョンヨンの言葉を信じる事にしたのだった。

領議政の部下はラオンが王宮内に居る事を突き止めた。

それを聞いたユンソンは領議政宛の手紙を届けさせるが後をつけ首をかききり手紙を奪うのだった。

ヨンとラオンが心配なユンソンは夜更けにヨンを訪ねた。

ラオンは宮廷を去るべきでそうすれば二人の身の安全が確保されると告げた。ヨンは茶山先生の“ラオンが母と会うとヨンの身に危険がせまる”という言葉の意味を考えていた。

東宮殿を出たユンソンはお付きの女官らが殺されている事に気が付いた。

キム・ウィギョが放った賊が東宮殿を襲撃しラオンを人質にとったのだった。ユンソンが駆けつけヨンと二人で賊と戦うことになりユンソンはヨンへ向けられた剣を素手で止めケガを追った。ヨンが負傷し動けなくなった所にトドメを刺そうと振り上げられた剣からビョンヨンがヨンを救うのだった。

この一件で東宮殿は閉鎖されヨンは別宮で治療を受ける事になり立ち入り禁止となった。気が気でないラオンはひたすらヨンの回復を願うしかなかった。