朝鮮時代と現代…
二つの時代で平凡に生きていた二人が出会い、恋に落ちるタイムスリップラブストーリー「イニョン王妃の男」は、泣ける秘密の恋物語として話題となりました。
今回は、「イニョン王妃の男」のあらすじと感想をまとめています。
イニョン王妃の男のあらすじ
朝鮮王朝粛宗の時代、廃妃されたイニョン王妃の復位を願う西人達は、弘文館校理キム・ブンド(チ・ヒョヌ)に南人の監視を命じた。
南人の右議政ミン・アム(オム・ヒョソプ)に刺客を送られたキム・ブンドは、間一髪のところで姿を消す。
一方現代では、売れない女優生活を送っていたチェ・ヒジン(ユ・インナ)にチャンスが訪れていた。
新しく撮影が始まるドラマ“新チャン・ヒビン”でイニョン王妃役に抜擢されたのだ。
しかし、ドラマの主人公を演じるのが、元恋人ハン・ドンミン(キム・ジヌ)と知ったヒジンは、少々憂鬱だった。
撮影の日、現場で見かけた韓服の男をエキストラと勘違いしたヒジンだったが、その男こそ現代へとタイムスリップしたキム・ブンドだったのだ。
キム・ブンドの境遇を理解するヒジンと、現代の習慣に馴染もうと努力するブンド。
二人は同じ時代に生きる事が出来るのか?
イニョン王妃の男の感想
タイムスリップという特殊な設定ではありますが、とてもピュアなラブストーリーで泣けます。というより号泣ものです。
時代を超えて現れた王子様のようなキム・ブンドは、モテ要素が詰め込まれたキャラクターで“やり手”そのものでした。
ヒジンに教えられた別れの挨拶を、常にサラッとやってのけるところとか…
辛い気持ちが救われるような笑顔とか。
初めはカッコいいとは思わなかったのに、すっかりブンドに嵌ってしまいした。
また、ヒジンの切ない表情や台詞に、感情移入し過ぎてしまいます。
とっても可愛らしいヒジンを応援したくなるのです。
ヒジンを演じたのが、ユ・インナさんだったから良かったと思う程、はまり役だったと思います。
タイムスリップ系の作品には、賛否両論あると思いますが、この作品に関しては、強引な設定もなく、時代ごとの特徴を上手く生かしていて、よく作られていると感じました。
もし自分が同じ立場になったなら、そんな事ありそうだわぁって思えるのです。
それぞれの時代で、命を懸けた戦いがあったり、ほんわかした恋のお話しだったりと、変化がある事も面白さだと思います。
韓国での放送は、ケーブルテレビの放送だったのにもかかわらず好評でしたし、日本での評価も良いのでお勧めしたい作品です。
なにより最後がハッピーエンドだった事が最大の評価点です。