韓国ドラマ「七日の王妃」は2017年に韓国KBSで放送されました。
王妃となって七日で廃位し、歴史上最短の在位期間であった実在の人物“端敬王后”の生涯がフィクションで描かれています。
切なく苦しい恋、兄弟の軋轢などが描かれており、涙を誘うストーリーが話題となりました。
今回は「七日の王妃」のあらすじと感想をまとめています。
七日の王妃のあらすじ
朝鮮第10代王イ・ユン(イ・ドンゴン)は、常に異母弟であるイ・ヨク(ヨン・ウジン)の存在に脅威を感じ心痛めていました。
干ばつの責任を問われる中、その解消策としてユンの忠臣の娘シン・チェギョン(パク・ミニョン)とヨクとの結婚の話が持ち上がったのです。
チェギョンは親元を離れ田舎で暮らしていましたが、ある日一人上京する事を決意します。
自分に結婚の話が持ち上がっている事を知らないまま、ユンとヨクそれぞれと出会うのです。
初めは反発するヨクでしたが、天真爛漫なチェギョンに心を寄せるようになります。
そしてユンも、物怖じしないチェギョンに癒されるようになるのでした。
先王の遺言の存在を知ったユンはある男を追っていました。
その男はヨクの友人の父親であり、男を助けたヨクは謀判の罪を問われ流刑となってしまいます。
そして、流刑地へと向かう途中、何者かに襲われ命を落とすのです。
数年後、チェギョンはヨクに似たナクチョンと名乗る男に出会います。
チェギョンはナクチョンがヨクであると見破るのです。
胸騒ぎを抑えられないチェギョン、ヨクが生きていると知ったユン、そしてユンに復讐すゆため戻ったヨクの運命が動き始めるのです。
七日の王妃の感想!
何となく見始めた「七日の王妃」でしたが、どっぷりはまってしまいました。
流石“涙の女王”と呼ばれるパク・ミニョンさんの演技に、こちらまで何度も泣かされてしまいました。そして、イ・ドンゴンさんの狂気に満ちた演技も迫力ありました。
死んだ人が生きていたという展開に、若干気持ちが離れそうになりましたが、その後チェギョンの揺れ動く様子やヨクの決意の固さ、そしてユンが心を乱していく様子など見応えある内容でした。
三人の関係がメインとなりますが、そこに秘められたそれぞれの苦悩や思いなども、分りやすく表現されています。
恋のストーリーだけでなく、兄弟愛、友情、親子の絆なども盛り込まれていて、切なく苦しい中に温かい愛情が見える作品となっています。
そして、この作品で初めて知ったヨン・ウジンさん。
その目力に引き込まれました。
強く意思のある目線はもちろん、優しく愛しいものを見る目も言葉以上にメッセージを感じると思います。
また、特徴のある声も心に残る優しい響きでした。