ラオンに再会したヨンは警戒心の強いラオンを心配していた。ラオンは自分の過去を明かし小刀を構え自分を捕らえるのかとヨンに迫った。父親を死に追いやったと恨み言をぶつけるラオンは謀反者を装いヨンの気持ちを断ち切らせようとしていたのだった。
そんなラオンに近づいたヨンはラオンの手を取り引き寄せた。ヨンの手を振り払おうとするとヨンの腕輪が小刀で切れてしまった。ラオンの深い心の傷に触れたヨンは別れを覚悟するのだった。
ヨンとハヨンの婚礼が行われ喜び溢れるハヨンの笑顔を見た父礼曹判書チョ・ユンヒョンは娘を哀れに思った。
都ではラオンの捜索が厳しさを増していた。ラオンは小高い丘の上から宮殿を見下ろし悲しげな表情を見せるがやがて微笑み立ち去るのだった。
家に戻る途中官軍に出くわしそうになったラオンは身を隠したのだった。
隠れ家で待つ母はラオンの帰りが遅い事を心配していた。
そこへ編み笠を被った男が現れ笠を取った男を見て母は驚愕の表情を浮かべた。それは10年間行方知れずとなっていたラオンの父ホン・ギョンネだったのだ。
ギョンネは危険が迫っている事を告げ妻の手を引くがすでに居場所を知った官軍がやって来ていた。
婚礼を待つ純祖王と王妃の元へホン・ギョンネが捕らえられたという知らせが届いた。ひどく驚く純祖王は心身症のせいもあって倒れてしまうのだった。
輿に乗り込もうとしていたヨンに純祖王が倒れたとの知らせが入りヨンは純祖王の元へ向かった。
ラオンが隠れ家に戻ると家は荒らされ母は茫然と座り込んでいた。
ラオンと母はハン尚膳によって保護され、久しぶりにギョンネに会ったハン尚膳は自分の身に代えてもギョンネを脱獄させると誓った。ラオンは民の希望であった父に会いたいと願うのだった。
心が休まらない純祖王は領議政から直接尋問をするべきだと助言され受け入れた。
兵士の姿に変装したラオンは迎えに来たビョンヨンに驚いた。ビョンヨンもまた白雲会の仲間だと知ってしまったのだ。
ビョンヨンは宮廷内に入るまで何も聞くなと釘を刺しラオンを案内した。
ギョンネの獄房についたラオンは父の姿を目にして声を掛けようとするが人の気配に気が付いたビョンヨンに促され獄房を出る事になった。
立ち去る際ラオンはサギソウの刺繍の入ったハンカチを投げ入れたのだった。獄房を出たラオンはキム・ウィギョに顔を見られてしまった。
その後ヨンがギョンネを訪ねた。ヨンはギョンネがどんな人物で何故王を消したいのか?世子である自分も標的なのかと問うのだった。
資泫堂にラオンを匿ったビョンヨンは夜明けに出ようと告げた。
ラオンを見つけたヨンは母が使っていた隠れ家へとラオンを案内するのだった。