韓国ドラマ「イニョプの道」は、朝鮮時代にあった身分制度の闇や、奴隷として働く下女達の生き様を描いた作品です。

「イニョプの道」は、ケーブルテレビ JTBC で2014年に放送され、3.114%の視聴率を記録しました。

今回は「イニョプの道」のあらすじと感想をまとめています。

 

sponsored link

イニョプの道のあらすじ

画像:https://www.tv-tokyo.co.jp/inyopu/intro/

 

 

両班の良家に生まれたクク・イニョプ(チョン・ユミ)は、何不自由ない生活の中で、少々傲慢な部分を持ちながらも、父を愛する娘に育ちました。

 

 

イニョプが戸曹判書の息子キム・ウンギ(キム・ドンウク)との婚礼を迎えた日、開国のため重要な地位にいたイニョプの父クク・ユ(チョン・ノミン)は、陰謀に巻き込まれ処刑されてしまいます。

幸せの絶頂にいたイニョプは一瞬にしてこれまでの身分を失い、逆賊の娘として流刑を宣告されるのです。

 

 

そんなイニョプを流刑から救い、自分の家の下女として引き受ける事を提案したのは、イニョプの幼馴染で兵曹判書の娘ホ・ユノク(イ・シア)でした。

しかしユノクはウンギに思いを寄せており、見合いをぶち壊したイニョプへの嫉妬と恨みからの提案だったのです。

 

 

兵曹判書家の下女として引き取られたイニョプは、絶望から命を絶とうとします。

しかし、同じく下男として働いていたムミョン(オ・ジホ)によって助けられるのです。

下女として働き始めたイニョプは、これまでとは全く違う生活にくじけそうになります。

しかし、父親の無念を晴らす事だけを胸に、必死に生きる道を選ぶのでした。

 

sponsored link

イニョプの道の感想

画像:https://www.tv-tokyo.co.jp/inyopu/story/story20.html

 

「イニョプの道」は見始めたら止まらなくて、次が気になって仕方ないドラマでした。

時代劇で出てくる奴隷という身分の人々は、人間として扱われる事なく、両班の人々からは酷い仕打ちを受けている事は目にしていました。

しかしそんな生活の中でも、食事の支度中につまみ食いをしたり、賭け事を楽しんだりと逞しく生きる姿を見て、力強さを感じました。

下女達の日常の姿こそ、階級や嫉妬やお金に翻弄される両班階級の人々よりも、人間らしい姿なのだと感じました。

 

 

イニョプが逞しく生き、父親の身分回復の為に頑張る姿がメインではありますが、どんな時でもイニョプを愛するウンギの優しい気持ちや、自分の身分を知らず、ただ王を倒す事を目標に生きているムミョンの秘めた想い、ただただ侍女としてイニョプを支える事に集中するサウォル(イ・チョヒ)の献身など、それぞれの背景や想いがしっかりと描かれていて、どんどん話に引き込まれていきます。

 

 

イニョプを演じたチョン・ユミさんの演技力はとても素晴らしく、「イニョプの道」が初主演ではありますが、とても存在感のある女優さんだと思いました。